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真坂木に導かれ“金融街”に足を踏み入れた公麿を待ち受けていたのは、なんの説明もなしに開始されたディール(取引)と呼ばれるバトルだった。アセットと呼ばれるパートナー真朱と共に勝利しなければ未来が失われるという。対戦相手は酒巻という男と巨人のアセット。逃げ惑う最中、公麿は自分の戦う理由を探していた。
 

「スコーチド・アーーース!」

真朱が絶叫すると、巨大な炎が街中を焼き尽くす。真朱の固有フレーション「スコーチド・アース」を日本語で言うと「焦土」という意味になる。これはM&A用語の「焦土作戦」に由来している。企業が敵対的買収をされそうになった場合、自社の資産を売却したり負債を大きく増やしたりして企業価値を大きく下げることで、相手の買収意欲をそぐ。これが焦土作戦だ。

高度な金融技術や法律を駆使して繰り広げられるM&Aの世界。そこに飛び交う用語は、どこかゲーム的な響きを持つ。たとえば焦土作戦とは、自国の領土に敵が攻め入ろうとしたときに、領土を焼き払って敵に自国の物資が渡るのを防ぐ戦術である。

そして金融街で繰り広げられるバトル(=ディール)で使われる用語は、M&Aをモチーフとしたものが多い。壮一郎のアセット「カカズズ」の固有フレーション「ホワイト・ナイト」は、敵対的買収されそうになったときに、友好的買収というかたちで助けてくれる企業を「白馬の騎士」になぞらえたものだ。また、牧田のアセット「ハチオンナ」の固有フレーション「キラー・ビー」とは、買収されそうになった企業を援護する外部アドバイザー集団を働きバチにみたてたものだ。

そもそも、「アセット」という言葉自体が「資産」という意味の会計用語である。また、「フレーション」という用語もインフレーション、デフレーションの「フレーション」に由来している。今後、ドラマが進むにつれて金融・経済用語が次々と登場する。その意味を考えることが「C」の世界観を深く知る手がかりになる。